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蘭方
「蘭方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蘭方の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
葛根湯で、少し熱が強ければ、セキコウを加える。咳がすれば杏仁を加える。この外多少
蘭方を知っているものは、葛根でなくて茅根を用いて茅根湯といっていた。 前にもい....
「台湾の姿態」より 著者:豊島与志雄
わきにはモクマオウを移植して防風林とし、農作物其他への被害を防いでいる。また、宜
蘭方面から基隆方面へかけては、雨が非常に多く、基隆のことを洒落て雨港とも称するほ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
のは父親と居候的《いそてき》の新田と末娘のお節の三人。……ところで、数負の親父は
蘭方医で和蘭の本草学にくわしいということになれば、阿波屋の事件はもう答えが出たよ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
いたので睨まれたのだろうが、もうよい加減にして貰いたいな。心煩という病気になる、
蘭方でいえば神経衰弱……」 煙管へ一服つめてみたが、うまくないのでほうりだした....