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「虎渓〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

虎渓の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
にほろびた淀君の方が、人の母としては却って幸いであったかもしれない。 帰り路に虎渓橋の上でカーキ色の軍服を着た廃兵に逢った。その袖には赤十字の徽章をつけていた....
修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
じている。日暮れて笛の声遠くきこゆ。) 第二場 おなじく桂川のほとり、虎渓橋の袂。川辺には柳|幾本たちて、芒と芦とみだれ生いたり。橋を隔てて修禅寺の山....
半島一奇抄」より 著者:泉鏡花
らの電車でしたよ。この月二十日の修善寺の、あの大師講の時ですがね、――お宅の傍の虎渓橋正面の寺の石段の真中へ――夥多い参詣だから、上下の仕切がつきましょう。」 ....
修禅寺物語」より 著者:岡本綺堂
じられません。 とにかく、その仮面を覧て、寺を出ると、秋の日はもう暮近い。私は虎渓橋の袂に立って、桂川の水を眺めていました。岸には芒が一面に伸びている。私は例....
秋の修善寺」より 著者:岡本綺堂
にほろびた淀君の方が、人の母としてはかえって幸であったかも知れない。 帰り路に虎渓橋の上でカーキ色の軍服を着た廃兵に逢った。その袖には赤十字の徽章をつけていた....