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虎鬚
「虎鬚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
虎鬚の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
僉載《ちょうやせんさい》』には大酔して崖辺で睡《ねむ》った人の上へ虎が来て嗅ぐと
虎鬚がその人の鼻孔に入りハックションと遣《や》った声に驚きその虎が崖から落ちて人....
「雷峯塔物語」より 著者:田中貢太郎
手で掲げて次の室へ往った。許宣はそこに立って室の容子を見た。中央の卓の上に置いた
虎鬚菖蒲の鉢がまず女の室らしい感じを与えた。そして、両側の柱には四幅の絵を挂けて....
「令狐生冥夢録」より 著者:田中貢太郎
蒙り、其状を逼らる。伏して竜鱗を批ち竜頷を探る。豈に敢て生を求めんや。虎頭を料り
虎鬚を編む。固より禍を受くるを知る。言此に止まる。伏して乞う之を鑑よ。 ※の供....
「蛇性の婬 」より 著者:田中貢太郎
片手に掲げて次の室へ往った。許宣はそこに立って室の容を見た。中央の卓の上に置いた
虎鬚菖蒲の鉢が、先ず女の室らしい感じを与えた。そして、両側の柱には四幅の絵を掛け....
「三国志」より 著者:吉川英治
同時に、一人の大将を先頭に、一群の兵が道をふさいだ。 先頭の大将は、と見れば、
虎鬚さかさまに立ち、目は百|錬の鏡に朱をそそいだごとく、その叫ぶ声は雷にも似て一....