虚弱児[語句情報] » 虚弱児

「虚弱児〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

虚弱児の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
木魂」より 著者:夢野久作
二分に持っていたからであった。 彼は元来、年老いた両親の一人息子で、生れ付きの虚弱児童であったばかりでなく、一種の風変りな、孤独を好む性質であったので、学校に....
文化祭」より 著者:坂口安吾
力で、およそスポーツというものには何一ツ趣味もなければ縁もなかった。 こういう虚弱児童には才気が恵まれているのが普通であるが、彼はその方にも縁がなかった。少く....
安吾巷談」より 著者:坂口安吾
んだが、知らなかったもので、実に残念だった」 と、ひどく口惜しがっている。この虚弱児童のようなおとなしい人物が、意外にも逞しいヤジウマ根性であるから、 「君、....
四つの都」より 著者:織田作之助
江藤(その本の背文字を見て)「こんな方面に興味を持ち出したの?(頁を繰りながら)虚弱児童の錬成、なるほどね、しかし君は耳鼻科だったんだろう?」 庄平「野戦病院じ....