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「虚空蔵菩薩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

虚空蔵菩薩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
だん切ない気もちになって、やっとのことで、その彫像をうしろにした。それから中央の虚空蔵菩薩《こくぞうぼさつ》を遠くから見上げ、何かこらえるように、黙ってその前を....
秋の幻」より 著者:豊島与志雄
すな。……ああやっぱりそうでございますか。一目見れば分ります。それでは守り本尊の虚空蔵菩薩様を信心なさらねばいけません。ありがたい菩薩様で、米を一粒人に恵んでや....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
好んだ。 「予はかつしろしめされて候がごとく、幼少の時より学文に心をかけし上、大虚空蔵菩薩の御宝前に願を立て、日本第一の智者となし給へ。十二の歳より此の願を立つ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
勒菩薩のみ使いです」 と言い、もひとりの童子も、それに倣って、 「わたくしは、虚空蔵菩薩のおいいつけでまいりました」 と、あきらかに告げた。 そして、その....