虫唾が走る[語句情報] »
虫唾が走る
「虫唾が走る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
虫唾が走るの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「猿飛佐助」より 著者:織田作之助
として、のっぺりした顔をしやがって、頭のてっぺんから夏蜜柑のような声を出す。俺ア
虫唾が走るんだ。第二の理由は、こ奴かねがね楓に横恋慕して、奥方を通じて、内々の申....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
り方だそうだが、見ていると、むかっとする、離れていても胸が悪い、口をきかれると、
虫唾が走る、ほほほ、と笑われると、ぐ、ぐ、と我知らず、お時が胸へ嘔上げて、あとで....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
ないからね。」 「私はスパイ根性が大嫌いです。スパイのまたスパイ、そんなものには
虫唾が走るんです。」 「現在の君としては、そうだろうね。」 青木は眉根を寄せた....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
、こうした真剣な話に伴うシンミリした気分とに極めて不調和な下司な女の軽い上調子が
虫唾が走るほど堪らなく不愉快だった。 十二時近くこの白粉の女が来て、「最う臥せ....