蛇紋石[語句情報] » 蛇紋石

「蛇紋石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蛇紋石の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鉄鎚」より 著者:夢野久作
れた髪毛《かみのけ》を撫で上げ撫で上げやっとの事で眼を見開いた。 見ると彼女は蛇紋石《じゃもんせき》の流し場に片手を支《つ》いたまま、横坐りをして、唇をシッカ....
山羊髯編輯長」より 著者:夢野久作
どうも美事なのに驚いた。青豆色の天井。古黄金色の四壁。五色七彩の支那|絨氈。蛇紋石の大暖炉。その上に掛かった英国風の大風景画。グランドピアノ。紫檀の茶棚。螺....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
代物である。その次は、これも正面の壁の左上に架かった金色|燦爛たる柱時計である。蛇紋石を刻み込んだ黄金の屋根に黄金の柱で希臘風の神殿を象り、柱の間を分厚いフリン....
一足お先に」より 著者:夢野久作
リと天井を見ただけで、本当に見まわすのは今が初めてであった。花崗石と、木煉瓦と、蛇紋石と、ステインドグラスと、白ペンキ塗りの材木とで組上げた、華麗荘重なゴチック....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
た。 浴室は天井まで模造大理石を張りつめ、十人もいっしょにはいれるような薄緑の蛇紋石《じゃもんせき》の大きな浴槽のそばに、タオルのおおいをかけたスポンジの寝椅....
楢ノ木大学士の野宿」より 著者:宮沢賢治
かい。ええ。あの東の雲のやつかい。あいつは今夜は雨をやってるんだ。ヒームカさんも蛇紋石《じゃもんせき》のきものがずぶぬれだろう。」 「兄さん。ヒームカさんはほん....