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「蛍石〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蛍石の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
狼疾記」より 著者:中島敦
んでいる。アルコオル・ランプ、乳鉢、坩堝《るつぼ》、試験管、――うす碧《あお》い蛍石、橄攬石《かんらんせき》、白い半透明の重晶石や方解石、端正な等軸結晶を見せた....
」より 著者:中谷宇吉郎
ないのであるから、その結晶質は失われていないのである。水晶の外にもダイヤモンド、蛍石、方解石など、及びわれわれが宝石と呼んでいるものの大部分は結晶である場合が多....
指導者としての寺田先生」より 著者:中谷宇吉郎
普通の硝子《ガラス》の鏡玉《きょうぎょく》で写真に撮っても写らない、しかし水晶と蛍石《ほたるいし》から出来ている鏡玉を使って写真を撮って見ると、普通に見える火花....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
を綰ねて叩き潰して更に夫を引き伸したような山の空線は、山体に磅※き研きに研いて、蛍石のような輝きを帯びた晶冽の気と化し、更に大空と映発して、偉大なる山の生命の盛....