蛍籠[語句情報] »
蛍籠
「蛍籠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蛍籠の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
戦ぐばかり、蓐の隈に俤立つのを、縁から明取りの月影に透かした酒井が、 「誰か来て
蛍籠を外しな、厭な色だ。」 「へへい、」と頓興な、ぼやけた声を出して、め組が継の....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
室殿はおかしそうに笑った。 「いいえ。怖いわけではございません」 彼女は、
蛍籠を抱いて、教えられた方角を、星あかりの道に求めて行った。およそ城の中のわけて....