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蛍袋
「蛍袋〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蛍袋の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
けが解る。
本道から折れて森の中に突き入る、この辺は草原で、野薊《のあざみ》、
蛍袋、山鳥冑などが咲いている、幅の狭い川、広い川を二つ三つ徒渉《かちわたり》して....
「春昼」より 著者:泉鏡花
山の、何処も同じ習である。 樹立ちに薄暗い石段の、石よりも堆い青苔の中に、あの
蛍袋という、薄紫の差俯向いた桔梗科の花の早咲を見るにつけても、何となく湿っぽい気....