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蛙飛び
「蛙飛び〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蛙飛びの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旅愁」より 著者:横光利一
なア。」
と東野は足を組み替えてまた仰いだ。久慈はにやりとしながら、
「これが
蛙飛び込む水の音かね。」と云って笑った。
「空の音だよ。僕はこれまでゴシックのお....
「俳句の精神」より 著者:寺田寅彦
区別はつきにくい。しかし「古池に蛙が飛び込んで水音がした」がなぜ散文で、「古池や
蛙飛び込む水の音」がなぜ詩であるか。それは無定形と定形との相違である。しからば前....
「秋の筑波山」より 著者:大町桂月
ば、蛙をくはへたる蛇あらはれて逃げゆく。木の枝を折り取りて蛇を打てば、蛇弱りて、
蛙飛び去る。今一打を蛇の頭上に加ふれば、頭つぶれて死す。子供ども、快哉と呼ぶ。日....
「ピエロ伝道者」より 著者:坂口安吾
じ? あれは心を持たない。しかし或日、恋になやむ一人の麗人を慰めたことを御存じ?
蛙飛び込む水の音を御存じ?....