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「蛟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蛟の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
う話もござる。瘤の中にさえ竜が居たなら、ましてこれほどの池の底には、何十匹となく竜《こうりゅう》毒蛇が蟠《わだかま》って居ようも知れぬ道理《ことわり》じゃ。』....
十二支考」より 著者:南方熊楠
』に※は胡地の野犬状狐に似て黒く身長七尺頭に一角あり老ゆれば鱗あり能《よ》く虎豹竜銅鉄を食う猟人またこれを畏るとある、インドにドールとて群を成して虎を困《くる....
十二支考」より 著者:南方熊楠
く、支那でも、古く黄帝の世に在った応竜は翼あった。また鄒陽《すうよう》の書に、〈竜《こうりょう》首を驤《あ》げ、翼を奮えばすなわち浮雲出流し、雲霧|咸《みな》....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
なったのは、少年時代におけるこの実験に因ったのであると伝えられている。 大 安城平都県の尹氏の宅は郡の東十里の日黄村にあって、そこに小作人も住んでいた....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
す。これに逢う者はみな啖われてしまいます」 馬絆といい、馬黄精といい、いずれもの種類であるらしい。(遂昌雑録) 廬山の蟒蛇 廬山のみなみ、懸崖千尺の....
十二支考」より 著者:南方熊楠
で人に怖れらるる諸蛇を水の主というほどの意《こころ》でミヅチと呼んだらしくそれに※※等の漢字を充《あ》てたはこれらも各支那の水怪の号《な》故だ。現今ミヅシ(加....
十二支考」より 著者:南方熊楠
獲たが暫くして死んだからその活態を知らぬ。海馬、和名はタツノオトシゴまた竜の駒、《みづち》の子など呼び、その頭馬に酷《はなは》だ似、左右の眼カメレオン同前別々....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ろう。知人故ウィリヤム・フォーセル・カービー氏の『エストニアの勇士篇』にも諸国|竜《こうりゅう》の誕《はなし》は右様の爬虫類、遠い昔に全滅したものより転訛《て....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
浜に至るまで、どこにでも、松の樹の存在は見出される。遠いむかしに生きていたという龍のような、鱗だらけの脊をして、偶に一人ぽっちで立っていないこともないが、多く....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
》嫋々《じようじよう》トシテ、絶エザルコト縷《いと》ノ如シ、幽壑《ゆうがく》ノ潜《せんこう》ヲ舞ハシ、孤舟《こしゆう》の※婦《りふ》ヲ泣カシム……」 と、余....
妾の半生涯」より 著者:福田英子
幼時かつて講読したりし、『十八史略』中の事実、即ち「禹《う》江《こう》を渡る時、竜《こうりょう》船を追う、舟中《しゅうちゅう》の人皆|慴《おそ》る、禹《う》天....
娘煙術師」より 著者:国枝史郎
ように歌うように、 「……大森林がうねっているよ。大きな滝が落ちているよ。古沼にが泳いでいるよ。ご覧よ、豹を追っかけて裸体の人間が走って行くから。おおとうとう....
死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
香取鹿島及び息栖の三社、それに流山在の諏訪の宮、常陸は阿波村の大杉明神、立木村の※神社、それ等の神々に詣で、身も心も二つながら清めて、霊剣一通り振り納め、全く....
澪標」より 著者:外村繁
って彼等はどんな些細なはけ口でも、見逃すようなことはない。例えば漢文の教科書に「竜得雲雨、云云」とある。するとそれだけで彼等の間にはただならぬ動揺が伝わる。「....
三国志」より 著者:吉川英治
た。……遠くない、この春。桑の葉が青々とつく頃になると、いい友達が訪ねてくるよ。龍が雲をえたように、それからここの主はおそろしく身の上が変ってくる」 「お爺さ....