蛟竜[語句情報] »
蛟竜
「蛟竜〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蛟竜の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「竜」より 著者:芥川竜之介
う話もござる。瘤の中にさえ竜が居たなら、ましてこれほどの池の底には、何十匹となく
蛟竜《こうりゅう》毒蛇が蟠《わだかま》って居ようも知れぬ道理《ことわり》じゃ。』....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
』に※は胡地の野犬状狐に似て黒く身長七尺頭に一角あり老ゆれば鱗あり能《よ》く虎豹
蛟竜銅鉄を食う猟人またこれを畏るとある、インドにドールとて群を成して虎を困《くる....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
く、支那でも、古く黄帝の世に在った応竜は翼あった。また鄒陽《すうよう》の書に、〈
蛟竜《こうりょう》首を驤《あ》げ、翼を奮えばすなわち浮雲出流し、雲霧|咸《みな》....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
門開脱する事、河童に殺された人の後庭《しり》と同じという。それから『説文』に、〈
蛟竜属なり、魚三千六百満つ、すなわち蛟これの長たり、魚を率いて飛び去る〉。『淮南....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
をして子あらしむるという〉、また健補の功それよりも百倍すてふ鎖陽は、野馬あるいは
蛟竜遺精より生じ、同前の伝説ある由『本草綱目』に出《い》づ。肉※蓉は邦産なく従来....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ろう。知人故ウィリヤム・フォーセル・カービー氏の『エストニアの勇士篇』にも諸国|
蛟竜《こうりゅう》の誕《はなし》は右様の爬虫類、遠い昔に全滅したものより転訛《て....
「妾の半生涯」より 著者:福田英子
幼時かつて講読したりし、『十八史略』中の事実、即ち「禹《う》江《こう》を渡る時、
蛟竜《こうりょう》船を追う、舟中《しゅうちゅう》の人皆|慴《おそ》る、禹《う》天....
「澪標」より 著者:外村繁
って彼等はどんな些細なはけ口でも、見逃すようなことはない。例えば漢文の教科書に「
蛟竜得雲雨、云云」とある。するとそれだけで彼等の間にはただならぬ動揺が伝わる。「....