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蛭巻
「蛭巻〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蛭巻の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「槍ヶ岳第三回登山」より 著者:小島烏水
全身がもう震動するのである。 やっと槍ヶ岳の頂、といっても槍の穂先からは、まだ
蛭巻ぐらいの位置に当る、平ッたい鞍状地に到着した、槍から無残に崩壊した岩は、洪水....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《みじん》に砕いたと思いきや、和尚が軽く身を開いて、両の手に持った椀を合せて槍の
蛭巻《ひるまき》をグッと挟んでしまいました。仕損じたと近藤がその槍を外そうとした....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
。 同時に。 一方の槍は天堂の気合とともに走って、つづらの横を突き破り、深さ
蛭巻の半ばまで入った。 と――見るまに、中の生命は断末のあえぎをあげて、なんと....