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蜀漢
「蜀漢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蜀漢の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「鼻」より 著者:芥川竜之介
並の鼻を備えた菩薩《ぼさつ》である。内供は、震旦《しんたん》の話の序《ついで》に
蜀漢《しょくかん》の劉玄徳《りゅうげんとく》の耳が長かったと云う事を聞いた時に、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
、チョビ安とお美夜ちゃんの頭をなでながら、髯《ひげ》がものを言うような声で、 「
蜀漢《しょくかん》の劉備《りゅうび》、諸葛孔明《しょかつこうめい》の草廬《そうろ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
殺するを好まぬからだと。『三国志』に名高い呉に使して君命を辱《はずかし》めなんだ
蜀漢の※芝《とうし》は、才文武を兼ねた偉物だったが、黒猿子を抱いて樹上にあるを弩....
「三国志」より 著者:吉川英治
いま宇内二分して、呉は南に覇をとなえ、魏は北に雄飛し、また君のご威徳によって、西
蜀漢中の分野ここに定まるとはいえ、なお前途の大統一を思う同気の輩は、我が君が、あ....
「三国志」より 著者:吉川英治
の「北伐の断行」は、俄然、蜀の廟堂に大きな不安を抱かしめた。 なぜならば、この
蜀漢の地は、先帝玄徳が領治して以来、余りにもまだ国家としての歴史が若く、かつは連....
「三国志」より 著者:吉川英治
で、憤然ひとり祖父の昭烈廟へ行って、妻子をさきに殺して自分もいさぎよく自殺した。
蜀漢の末路、ただこの一皇子あるによって、歴史は依然、人心の真美と人業の荘厳を失っ....