蜀葵[語句情報] » 蜀葵

「蜀葵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

蜀葵の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
、百合、撫子、石竹、桔梗、矢車草、風露草、金魚草、月見草、おいらん草、孔雀草、黄蜀葵、女郎花、男郎花、秋海棠、水引、鶏頭、葉鶏頭、白粉、鳳仙花、紫苑、萩、芒、日....
人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
もなく、第一日の夜営地になる、うつくしい沢地があらわれたのだった。 水際には、蜀葵やひるがおのあいだにアカシヤがたっている。水は、一面に瑠璃色の百合をうかべ肉....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
なかった。復活して逃げたのかも知れぬ。 六 八月二日。 紅蜀葵の花が咲いた。 甲州|玉蜀黍をもぎ、煮たり焼いたりして食う。世の中に斯様な....
からすうりの花と蛾」より 著者:寺田寅彦
は茂ったかえでの大小の枝の間から糸のように長くたれさがって、もう少しでその下の紅蜀葵の頭に届きそうである。この驚くべき征服欲は直径わずかに二三ミリメートルぐらい....
百花園」より 著者:宮本百合子
、じゃあ」 人影ないそっちの小径には、葉茂みの片側だけ午後の斜光に照し出された蜀葵の紅い花がある。男の一人、歩きつつ莨《たばこ》に火をつけた。 鳥打帽の若者....
一九二五年より一九二七年一月まで」より 著者:宮本百合子
の百花園で見たもの 清浦の馬面、ノビリティーナシ 写真 │ 黄蜀葵を一輪とって手に持つ。 秋草。清浦ととりまきの陣笠 婆芸者「百花園さんも....
烏瓜の花と蛾」より 著者:寺田寅彦
の端は茂った楓の大小の枝の間から糸のように長く垂れさがって、もう少しでその下の紅蜀葵の頭に届きそうである。この驚くべき征服慾は直径わずかに二、三ミリメートルくら....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
伝花鏡《ひでんかきょう》』という書物に 向日葵、一名ハ西番葵、高サ一二丈、葉ハ蜀葵ヨリモ大、尖狭ニシテ刻欠多シ、六月ニ花ヲ開ク、毎幹頂上ニ只一花、黄弁大心、其....
薬前薬後」より 著者:岡本綺堂
、百合、撫子、石竹、桔梗、矢車草、風露草、金魚草、月見草、おいらん草、孔雀草、黄蜀葵、女郎花、男郎花、秋海棠、水引、※頭、白粉、鳳仙花、紫苑、萩、芒、日まわり、....
日を愛しむ」より 著者:外村繁
随分と楽しんだが、今年はそれどころではなかった。 庭には、私の娘が種を播いた黄蜀葵《とろろあおい》が、かなり大きくなっている。が、まだ蕾は小さい。紅蜀葵は真夏....
フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
川沿いの窓際にはやはり明るい草花の鉢を置いてあった。その硝子戸の外にも紅玉葵や黄蜀葵が咲き盛っていた。 外庭に向った一つの窓の前のテーブルには何か白いきれが拡....