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蜂の巣をつついたよう
「蜂の巣をつついたよう〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蜂の巣をつついたようの前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「浮かぶ飛行島」より 著者:海野十三
「相手は、たった一人ではないか。たった一人の東洋人を捕らえかねて、島内がまるで
蜂の巣をつついたように騒ぎまわっているとは、一たい何たるざまだ。リット、お前は、....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
に斬っ尖《さき》を突きつけ、左膳へ向かい、
「さ! 壺の所在《ありか》を言えっ」
蜂の巣をつついたような騒ぎのなかで、じっと眼をつぶっている丹下左膳は、甘い女の香....
「鱗粉」より 著者:蘭郁二郎
あの爽やかな「夏」の象徴であるむくむくと盛り上った雲の峰が立つと、一度にワーンと
蜂の巣をつついたような活気が街に溢れ、長い長い冬眠から覚めて、老も若きも、町民の....
「博物誌」より 著者:岸田国士
らす。それが駆け出し始めると、その無数の脚が蘆の葉のような音を立て、道の上の埃は
蜂の巣をつついたように舞い上がる。 こっちの方では、縮れ毛の、たっぷり毛のつい....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
いに人垣をつくっていた。そして一通り報告がすむまでは割合静かだったが、そのあとは
蜂の巣をつついたように騒がしかった。発言もむろんもう委員だけには限られていなかっ....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
ろ、どなたも、(グレート)とはいえないようだわ」 このひと言のために、筏の上は
蜂の巣をつついたような騒ぎになった。 「芳べえのばかやろ。国民精神が稀薄だぞ!」....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
、
皆逃げてしまいそうにしている。
皆の望んでいる事を、誰でも禁じたら、
それは
蜂の巣をつついたようであろう。
その傭兵が守るはずの、国はどうかと云うと、
掠め....
「空中征服」より 著者:賀川豊彦
は市参事会員のところへ駆けつけるものもある。市会議員を訪問するものもある。まるで
蜂の巣をつついたような結果になってしまった。 こういう結果になるということは、....