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蝉吟
「蝉吟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蝉吟の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「芭蕉について」より 著者:宮本百合子
まりはその城代の嫡子の近侍をしていた。既にその時代、俳諧は大流行していて若殿自身
蝉吟という俳号をもって、談林派の俳人季吟の弟子であった。宗房もその相手をし早くか....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
夜十一時に鳴くも奇なり。目下春期にして、椿花桃花を見ると同時に藤花蕣花を見、昼間
蝉吟を聞きて、夜中虫声を聴くもまた奇ならずや。食事に多く米を用い、米のスープあり....