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蝮指
「蝮指〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蝮指の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「吉原新話」より 著者:泉鏡花
げな。) 幹事はハタと口をつぐんだ。 (そこでじゃがや、姉めが乳の下の鳩落な、
蝮指の蒼い爪で、ぎりぎりと錐を揉んで、白い手足をもがもがと、黒髪を煽って悶えるの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
能わずというが、予|尋常《なみ》の紙を畳んで抛げ付けても、暫くは動かなんだ。世に
蝮指というは、指を緊張して伸ばし、先端の第一関節のみ折れ曲がりて、蛇の鎌頸状を成....