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「螟〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

螟の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
にぽちゃ/\行水をやる。時々は家の主も瓜の種なぞ浸して置く。散り松葉が沈み、蟻や虫が溺死して居ることもある。尺に五寸の大海に鱗々の波が立ったり、青空や白雲が心....
禰宜様宮田」より 著者:宮本百合子
作は彼等一族を、まったく困憊《こんぱい》の極まで追いつめてしまった。 恐ろしい虫《ずいむし》の襲撃に会った上、水にまで反《そむ》かれた稲は、絶望された田の乾....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
人が次第に殖えて、歿するまでには五百人を踰えた。二世瑞仙はその中から簡抜せられて蛉子となったのである。 独美の初代瑞仙は素源家の名閥だとはいうが、周防の岩国....
茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
判然と見えるのに、薄紅の蝶、浅葱の蝶、青白い蝶、黄色な蝶、金糸銀糸や消え際の草葉蛉、金亀虫、蠅の、蒼蠅、赤蠅。 羽ばかり秋の蝉、蜩の身の経帷子、いろいろの虫....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
お求めありたい。ここでは手近な絵本西遊記で埒をあける。が、ただ先哲、孫呉空は、※虫と変じて、夫人の腹中に飛び込んで、痛快にその臓腑を抉るのである。末法の凡俳は....
三国志」より 著者:吉川英治
あわせていたが、後玄徳へ直言して、 「家兄には、実子の嫡男もおありなのに、なんで蛉を養い、後日の禍いを強いてお求めになるのですか。……どうもあなたにも似合わな....
三国志」より 著者:吉川英治
ねが行ったところ関羽は――太子には庶子を立てないのが古今の定法である。劉封はもと蛉の子、山中の一城でも与えておかれればよいでしょう――と、まるであなたを芥のよ....