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「螟虫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

螟虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
にぽちゃ/\行水をやる。時々は家の主も瓜の種なぞ浸して置く。散り松葉が沈み、蟻や螟虫が溺死して居ることもある。尺に五寸の大海に鱗々の波が立ったり、青空や白雲が心....
禰宜様宮田」より 著者:宮本百合子
作は彼等一族を、まったく困憊《こんぱい》の極まで追いつめてしまった。 恐ろしい螟虫《ずいむし》の襲撃に会った上、水にまで反《そむ》かれた稲は、絶望された田の乾....
灯明之巻」より 著者:泉鏡花
お求めありたい。ここでは手近な絵本西遊記で埒をあける。が、ただ先哲、孫呉空は、※螟虫と変じて、夫人の腹中に飛び込んで、痛快にその臓腑を抉るのである。末法の凡俳は....