蟄虫[語句情報] »
蟄虫
「蟄虫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蟄虫の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「片信」より 著者:有島武郎
て行くような自然さをもって僕のしようとするところを肯《がえ》んじている。全く僕は
蟄虫が春光に遇っておもむろに眼を開くような悦《よろこ》ばしい気持ちでいることがで....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
引いた支那で上子日に家鼠を饗して炒雑虫というを考うるに、最初この日野を焼いて野鼠
蟄虫を鏖殺《おうさつ》し、その夜家鼠を饗して、汝ら野鼠ごとく焼き殺さるるを好まず....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
防拒ス 地中|頼《より》テ以テ寒冷ヲ致サズ 却《かえっ》テ温ヲ得 故ニ草木肥茂シ
蟄虫《ちっちゅう》生ヲ得 又雪上ニ橇《そり》ヲ走ラシ犬鹿ヲ駆使シ重《おもき》ヲ引....