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蠢爾
「蠢爾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
蠢爾の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
戦わずして已に勝を宣する占領旗かと疑われ、中央に突立ってあたり見下ろす展望台は、
蠢爾としてこゝに耕す人と其|住家とを呑んでかゝって威嚇して居る様で、余は此展望台....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
それから随分危険ながら蛇が著しく人を助くる今一件は、その毒を鏃《やじり》に塗りて
蠢爾《しゅんじ》たる最も下劣な蛮人が、猛獣巨禽を射殺して活命する事だ。パッフ・ア....
「瘠我慢の説」より 著者:福沢諭吉
外人の評に、およそ生あるものはその死に垂《なんな》んとして抵抗を試みざるはなし、
蠢爾《しゅんじ》たる昆虫《こんちゅう》が百貫目の鉄槌《てっつい》に撃《う》たるる....