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血便
「血便〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
血便の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「陣中日誌(遺稿)」より 著者:山中貞雄
口。 其の後○○の野戦病院に来ている。熱は平熱となったが腹工合は依然悪く、まだ
血便が少し出る。トタンに汚ない話で失礼。 兎に角元気で頑張ってる。此の手紙がそ....
「或る嬰児殺しの動機」より 著者:佐左木俊郎
始末されることになった。死因は伝染病らしい疑いがあるからだった。その便所に多量の
血便らしいものが捨てられてあったので、赤痢に相違ないというのであった。 しかし....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
シリと微かに音をたてながら熱しています。わたしは、暑い日ざしを見ながら、あなたの
血便はどうなっただろうと考えて居ります。アドソルビンという腸内の殺菌吸着剤が三共....
「長崎の鐘」より 著者:永井隆
痢等の胃腸炎の症状が起こった。下痢は初め水様であるが次第に粘液を混じ、のちには粘
血便となった。裏急後重があり、体温は四〇度以上にのぼり、赤痢と誤られたこともあっ....