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「衆智〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衆智の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
南国太平記」より 著者:直木三十五
ことではない。調所も協力してくれた。久光も、してくれた。異国の書物も、掛の者も、衆智を集め、衆力を集めて――お前達、一目見れば判るであろう。磯浜の反射炉、大砲、....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
は智なり、官にありては愚なり。これを散ずれば明なり、これを集むれば暗なり。政府は衆智者の集まるところにして一愚人の事を行なうものと言うべし。豈《あに》怪しまざる....
三国志」より 著者:吉川英治
あなたにはもう良い臣下がたくさんあるはずです。なぜこんな時こそ、諸方の臣を招いて衆智に訊いてみないのか」と云った。 考えてみると、問題は、子ども一人のことでは....
私本太平記」より 著者:吉川英治
おこころざしではいるのです」 「それは理窟だ、大君を国柱とし、大君に仕えるとは、衆智の理を超えた理の磨き合いにほかならぬ。でなければそのような国姿は、かえって悪....
黒田如水」より 著者:吉川英治
だった。規模の大、構想の斬新、それは誰の設計でもなく、彼の創作によるものだった。衆智をあつめて衆智を越え、東山様式の因習を破り、大がかりなこと、豪壮華麗なこと、....