衆知[語句情報] »
衆知
「衆知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
衆知の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
るが、満州国の東半分は、どこを掘っても豊富な石炭が出て来る。更に山西に行けば世界
衆知の大資源がある。石油は日本国内にも、まだまだある。熱河から陜西、甘粛、四川、....
「神経衰弱的野球美学論」より 著者:坂口安吾
みになっている。尤も、日本は風速がはげしいために記録が公認されないことが多いのは
衆知のことだが、後楽園へ通ってみると、なるほど日本は風の国、砂煙の国という感がす....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
ル碁同士の水彦土彦の兄弟は別の座敷で碁をはじめる。 コクリサマという遊びは世間
衆知の遊びだから、御存知ない読者もなかろう。坐禅をくんだり、直立不動の姿勢で合掌....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
の私が加十さんの特徴を知ってるのは当然でしょうから、加十さんの左腕がないのは万人
衆知の事実としてこれを話題にとりいれ、お直さんがイエスかノオかの反応を表さざるを....
「露の答」より 著者:坂口安吾
ょうが、その他何々、新撰姓氏録に数百の姓氏が記載せられて古い起源を示しているのは
衆知のことです。ところで、加茂五郎兵衛という人物は実際は加茂五郎兵衛という姓名で....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
ったのが、結婚初夜に於ては男子は木石の如く処女を犯すべからず、これ争うべからざる
衆知の事実なり云々という大文章の問題であるが、これは法律じゃア解けそうもないねえ....
「ハイカラ考」より 著者:木村荘八
イカラ風俗のそこから下って来た山の高嶺――欧化の絶頂――が「鹿鳴館」にあることは
衆知のところだが、そこに有名な仮装舞踏会のあったのが明治二十年四月で、それから二....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
のではない。その称えるところも要は理くつだ。大君を国柱とし、大君に仕え奉るとは、
衆知の理を超えた理の磨きあいにほかならぬ。さなくば、こうした国姿も、ただ皇室を利....