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衆議
「衆議〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
衆議の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「或る女」より 著者:有島武郎
母も死んだ。木部は葉子と別れてから、狂瀾《きょうらん》のような生活に身を任せた。
衆議院議員の候補に立ってもみたり、純文学に指を染めてもみたり、旅僧のような放浪生....
「小田原陣」より 著者:菊池寛
評議をやって居る。初めは三島から黄瀬川附近まで進撃し、遠征の敵軍を邀撃する策戦に
衆議一決しようとした。此の時松田|憲秀独り不可なりと反対し、箱根の天嶮に恃み、小....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
の存立に異議を抱かず。平民主義は権利の享有を遍くするに必要なり、ゆえに国民論派は
衆議院の完全なる機制および選挙権の拡張を期す。個人の力を用いてあたわざるものには....
「くろがね天狗」より 著者:海野十三
ぬ。魔物退治は是非とも拙者にお委せあれ」 というようなわけで、いつまで経っても
衆議がまとまらない。すると中で一人がずいと進み出て、 「静まれ、静まれ」と両手を....
「政治に関する随想」より 著者:伊丹万作
そんな事実がどこにあつたか。 なるほど国民の一部には選挙権が与えられ、有権者は
衆議院議員を選挙することができた。しかし、国の政治はそれらの議員が行うのではない....
「フシギな女」より 著者:坂口安吾
追求するのが当然であろう。女さえ捕えれば、自然に男を知ることができるからである。
衆議院で山口を追求しなかった警察庁を詰問しているのは筋ちがいで、この場合、全力を....
「安吾人生案内」より 著者:坂口安吾
発生後きわめて短い時間だからです。 ドッグレースの話 辻二郎 先頃
衆議院の農林委員会でドッグレースの法案が審議され、其時自分が公安委員として呼出さ....
「ドーヴィル物語」より 著者:岡本かの子
れたらわたし達は愛国心に反くまで娘に国情を探らしてやることになりそうです。そこで
衆議一決追放、ということに極りましてね。 小田島は呆れた後から怒が胸へ込み上げ....
「夜の構図」より 著者:織田作之助
告欄を指して、 「ここに、蜂谷重吉の死亡広告が出ているでしょう」 「ええ」 「元
衆議院議員蜂谷重吉昨七月卅一日永眠仕候。――とあるでしょう。あなたは蜂谷と言う代....
「死の接吻」より 著者:小酒井不木
た。又、ある代議士は、議会で八百万円事件というのに関聯して査問に附せられた。彼は
衆議院の壇上で、「嘘八百万円とはこのことだ」と、苦しい洒落を言って、その夜インフ....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
って傍からいきり出した。あっちこっち耳ッこすりをして、 「エ、」 「さようさ。」
衆議一決。 両人あり、その時、挟んでお夏の左右より、斉しく袖を引いて、 「さあ....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
った。一時俊成の養子であった有名な歌人|寂蓮と顕昭とは、『六百番歌合』の批評会(
衆議判の席)へ欠かさず出て争ったが、ついに顕昭が「歌ほどやさしいものはない、寂蓮....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日
衆議院本会議 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題になりました改進....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
説は共産党員を走らせたのだから共産党以上だといわれた。 七、戦前の選挙戦 私の
衆議院議員当選回数は昭和十一年に初めて当選して以来八回になった。社会党では西尾末....
「蝦蟇を食べた話」より 著者:北大路魯山人
らいの価値のある時代である。 「一匹一円なら、昼の休みに捕ろうじゃないか」 と
衆議一決して、みなでわあわあ言いながら、伏見稲荷の池へ出かけて行った。寒い日だっ....