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「行ずる〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

行ずるの前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
最終戦争論」より 著者:石原莞爾
文の示すところによるも、共に末法の最初の五百年であると考えられます。そして摂受を行ずる場合の闘争は主として仏教内の争いと解すべきであります。明治の時代までは仏教....
般若心経講義」より 著者:高神覚昇
度。 般若の哲学 これから申し上げるところは、「観自在菩薩、深般若波羅蜜多を行ずる時、五|蘊は皆空なりと照見して、一切の苦厄を度したもう」という一段でありま....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
変らない以上は、いくら制度を改めたところで、どうにもなりますまい。慾にありて禅を行ずるは知見の力なりと、古哲も仰せになりました」 弁信の返事は、お雪ちゃんのピ....
学生と先哲」より 著者:倉田百三
わただしい法戦の間に、昼夜唱題し得る閑暇を得たことを喜び、行住坐臥に法華経をよみ行ずること、人生の至悦であると帰依者天津ノ城主工藤吉隆に書いている。 二年の後....
次郎物語」より 著者:下村湖人
のは、つぎの一節だった。 「念仏は、行者のために、非行非善なり。わがはからひにて行ずるにあらざれば、非行といふ。わがはからひにてつくる善にあらざれば、非善といふ....
山越しの阿弥陀像の画因」より 著者:折口信夫
ながら、今も尚、彼岸中日海中にくるめき沈む日を拝する人々は、――即庶人の日想観を行ずる者――落日の車輪の如く廻転し、三尊示現する如く、日輪三体に分れて見えると言....
親鸞」より 著者:三木清
法が重んじられねばならぬことを意味する。世間の生活から遊離することなくして仏法を行ずるということに無戒ということの積極的意義がある。浄土門の教が易行道であるとい....
道〔扉の言葉〕」より 著者:種田山頭火
は仏陀である。南無一茎草如来である。 道は非凡を求むるところになくして、平凡を行ずることにある。漸々修学から一超直入が生れるのである。飛躍の母胎は沈潜である。....
法然行伝」より 著者:中里介山
妙心房といって評判の高い僧があった。道心が深いということで、寺門を出でず、念仏を行ずる有様は非凡で、帰依する人も盛んにあったが、五十歳ばかりで亡くなった。その時....