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行合
「行合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
行合の前後の文節・文章を表示しています。該当する14件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「星あかり」より 著者:泉鏡花
方へ五六間進むと、土橋が一架、並の小さなのだけれども、滑川に架ったのだの、長谷の
行合橋だのと、おなじ名に聞えた乱橋というのである。 この上で又た立停って前途を....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
ず、ザブ/\泥水を渉って帰った。新宿から一里半も来た頃、真闇な藪陰で真黒な人影に
行合うた。彼方はずうと寄って来て、顔をすりつける様にして彼を覗く。彼は肝を冷やし....
「火星の魔術師」より 著者:蘭郁二郎
分とたたないうちに、さっきの柿の木のところで、真正面から進んで来る男にばったりと
行合ってしまった。 (見たような男だ――) この男だけは、普通の大きさだった。....
「敵討札所の霊験」より 著者:三遊亭円朝
は国表へ参って彼を取調べ、助太刀をしてお照が仇討をして帰る時、貴公も共に其の所へ
行合わし、幸い助太刀をして本意を遂げさせしと云ってお帰りになれば、貴公の家は何う....
「伯爵の釵」より 著者:泉鏡花
低い土塀から瓜、茄子の畠の覗かれる、荒れ寂れた邸町を一人で通って、まるっきり人に
行合わず。白熱した日盛に、よくも羽が焦げないと思う、白い蝶々の、不意にスッと来て....
「みさごの鮨」より 著者:泉鏡花
半紙はここにある。――ちょっとは返事をしなかったのもそのせいだろう。不思議な処へ
行合せた、と思ううちに、いや、しかし、白い山茶花のその花片に、日の片あたりが淡く....
「南地心中」より 著者:泉鏡花
れが縁を結ぶ禁厭であるようにした。 「密々、話していやはったな。……そこへ、私が
行合わせたも、この杯の瑞祥だすぜ。 ここで夫婦にならはったら、直ぐにな、別に店....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
ズ、川村トテ明治十八、九年、米国ニ留学セシ男ガ、アイリッシュノ若キ女ノ入浴ノ処ニ
行合ハセ、別ニノゾカザリシモ、ソノ女ニススメラレ結婚シ、ソレヨリ非常ニ淪落シ、窃....
「前記天満焼」より 著者:国枝史郎
を認識すべしと――ところが陽明先生であるが、その象山の学説よりおこり、心即理、知
行合一、致良知説を立てられた。……」 凜々として説いて行く。中斎この時四十三歳....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
って、削り氷を乗せ、砂糖を真白にかけて、大きな匙ですくって食べていられるところへ
行合せました。いつものように、傍には読みかけの御本が置いてあります。終りの年のこ....
「三枚続」より 著者:泉鏡花
といいかけて、愛吉は四辺を※したが、浮かぬ色をした。 声も低く、 「しかも私が
行合せていたんです。十時頃でございましたね、お雛様を見せておくんなさいって、勝手....
「式部小路」より 著者:泉鏡花
。お夏さんの跡から上野へ行って、暗がり坂で、きゃッ! 天地|顛倒。途轍もない処へ
行合わせて。――お夏さんに引込まれて、その時の暗号になった、――山の井医院の梅岡....
「卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
ためではない。その息子というのが、一度上京して、八郎の家に居た処へ、私がちょっと
行合わせて顔を知っていたからである。 八郎は肩を揺った。 「ああ、串戯じゃない....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
と、藤沢遊行寺の陣からこの口へ、一番に立たせておいた甥の新田ノ蔵人七郎氏義を、
行合(行逢)川の本陣へ呼びつけた。 「ま。食べないか」 義貞は、自分も手づかみ....