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「行心〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

行心の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
津田梅子嬢のような娘もまじっていたとか。大変な評判で、いずれも前もって渡された洋行心得書を懐中にし、成業帰朝の上は婦女の模範ともなれとの声に励まされ、稚児髷に紋....
ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
。……そうして今日に立ち到りますと、その潜在意識の中から遊離し現われました夢中遊行心理が残らず発揮しつくされまして、空無の状態に立ち帰りましたために、只今のよう....
十姉妹」より 著者:山本勝治
を創造し、価値の上には相場の様な変動を生みつけた。需供の関係等は悪宣伝と浮気な流行心理の後ろに霞み去り、「飼鳥」と云う純粋な愛鳥心等も病的な流行の前に死滅し、そ....
ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
言えば、軽蔑《けいべつ》すべきその連中に母親が何かの借りがあることは、自尊心と孝行心との上から苦しかった。二人は不自由を忍び、少しの慰みや服装や食べ物などからわ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
死ぬと大津皇子がムホンをたくらんで死刑になった。その一味の曲者であるというので、行心という新羅の坊主がヒダへ流されたのです。大津皇子は殺されましたが、その味方し....
オシラ神に関する二三の臆説」より 著者:喜田貞吉
い、あるいはこれを八面神などといったのと同様に、各自勝手な名称を呼んだもので、流行心理に囚えられてその渦中に巻き込まれたものは、何が何やらわからぬながらに、その....