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「行悩み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

行悩みの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
暗黒公使」より 著者:夢野久作
その翌日辞表を提出したるものなるが、その後本紙上に於て屡々報ぜし通り、××協商が行悩みとなり、吾国の国防と外交が極度の孤立|屏息状態に陥りおりたる折柄、突如とし....
雪霊記事」より 著者:泉鏡花
前の府、武生の、侘しい旅宿の、雪に埋れた軒を離れて、二町ばかりも進んだ時、吹雪に行悩みながら、私は――そう思いました。 思いつつ推切って行くのであります。 ....
安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
とにかく天狗の先祖のような異形な先生である。 変な奴が立っているから天孫一行も行悩み、天ノウズメの命という女神に命じて、お前は面勝だから、あの怪物をまるめてこ....
悪因縁の怨」より 著者:江見水蔭
りたいと思いますが、何分にも身分が身分ですからね」 「それなんだ。そこがどうにも行悩みだが、御隠居奥様も大層物のお分りになった方だし、御親類内にも捌けた方が多い....
枯尾花」より 著者:関根黙庵
賀の上野は旧|藤堂侯の領分だが藩政の頃|犯状明かならず、去迚放還も為し難き、俗に行悩みの咎人ある時は、本城伊勢の安濃津へ差送ると号し、途中に於て護送者が男は陰嚢....
当今の劇壇をこのままに」より 著者:岡本綺堂
そうですな、それで自由劇場のような団隊が沢山あるが、それも思わしい决算を見ないで行悩み勝ちだという。 私は見物は進んで行くし乳がなくても子は育つ、一年経てば一....