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行省
「行省〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
行省の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
いかも存じませんが、妻は不幸にも肉体的に欠陥のある女でございました。(以下八十二
行省略)………そこで私はその時までは、覚束《おぼつか》ないながら私の道徳感情がと....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
城市にせまって久しく退かないので、土地の有力者は前にいった宋代の例を引いて、江浙
行省に出願し、天師をむかえて潮を退けることになった。時の天師は三十八代の凝神広教....
「指」より 著者:佐左木俊郎
しの掏摸捕わる 犯人は食指の無い男 二十日午後七時三十分、桜木町発東京
行省線電車が新橋有楽町間を進行中、鼠色の鳥打を冠り、薄茶の夏外套を纏った四十前後....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
薩等あり、謡言を倡え、弥勒仏まさに天下を有《も》つべしという、有司以て聞す、河南
行省に命じてこれを鞫治《きくち》せしむ、これ弥勒仏の謡すでに久しく民間に播《ま》....