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術士
「術士〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
術士の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
猫より縄、縄より鉄、鉄より火、火より水、水より舟、舟より岩、岩より人間、人間より
術士、
術士より毒起請、毒起請より上帝と次第に強きを譲る、イボチチここにおいて上帝....
「黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
と交わりて注目を惹ける折柄、エクセター教区監督を誹謗し、目下狂否の論争中なる、法
術士ロナルド・クインシイと懇ろにせしため、本日原籍校に差し戻されたり。然るに、ク....
「運命」より 著者:幸田露伴
力も群を抜けるなり、又|其の終に天子たるべきを期するものも有るなり、又|私に異人
術士を養い、勇士|勁卒をも蓄え居れるなり、人も疑い、己も危ぶみ、朝廷と燕と竟に両....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
』二版一巻六二頁に、古ブリトン王アーサーの父アサー陣中で竜ごとき尾ある彗星を見、
術士より自分が王たるべき瑞兆と聞き、二の金竜を造らせ、一をウィンチェスターの伽藍....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
陰徳延寿 むかし真州の大商人が商売物を船に積んで、杭州へ行った。時に鬼眼という
術士があって、その店を州の役所の前に開いていたが、その占いがみな適中するというの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
版エントホヴェンの『グジャラット民俗記《フォークロール・ノーツ》』一四二頁に或る
術士は符※《ふろく》を以て人咬みし蛇を招致し、命じて創口《きずぐち》から毒を吸い....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
たであろう。鮓答は胡語ジャダーの音訳で、今日もアルタイ地方に鮓答師《ヤダチ》てふ
術士あり。能くこの石を用いて天気を制す。この石不断風強く吹く狭き山谷にあり。人能....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
む人はやがて死ぬばかりか、その骨を埋めた地上に家建てても繁昌せぬと信じ、必ずまず
術士を招き、きっとその骨が土中になきと占い定めた後《のち》家を立てる。かく不吉と....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ダー王、ギリシアの勇将アリストメネス、ローマの名将スキピオ・アフリカヌス、英国の
術士メルリン、耶蘇《ヤソ》新教の創立者ルーテルなどいずれも婬鬼を父として生まれた....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
り、今もそれを掘り当てる事を専門にする者が多く、それを言い中《あて》るを業とする
術士も少なからぬ。さて伏蔵、募人に語るは、汝は剛の者でわれを怖れぬ。我れ毎夜かの....
「ジロリの女」より 著者:坂口安吾
上必要な時でなければ用いたためしはない。万事につけてその筆法で、その意味の専門技
術士であった。 私は酒間に、わざと、何年間と思いやつれている人がいるんだけど、....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
ある所です。
(反対側の舞台脇よりファウスト登場。)
天文博士
や。
術士が司祭の服を著て、青葉の飾を戴いて出た。
大胆に遣り掛けた事を、これから遣る....