街外れ[語句情報] »
街外れ
「街外れ〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
街外れの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白髪小僧」より 著者:杉山萠円
噫《ああ》、情ない事になった。詰《つま》らない事になったと、しくしく泣きながら、
街外れの只《と》ある河岸まで来るともなく歩いて来ると、そこに立っている大きな銀杏....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
という事になっております。……もっともあの辺は、行って御覧になればわかりますが、
街外れ特有の一面の塵芥捨場と、草原と、畠続きの大学裏で、よほどの泥酔者でなければ....
「暗黒公使」より 著者:夢野久作
……四つの死体に飾られた私の室も、やはり、科学文明が生み出した日本の首都、東京の
街外れでたった今起った一つの異常な事件の残骸に過ぎなかった。それは当然私が何とか....
「野宿」より 著者:山之口貘
に持ちかけて来た。東京まで連れてってもらえないかというのである。亀重君は、那覇の
街外れの質屋の次男坊なのであった。彼も、矢張り、詩や絵などをやってる男なのである....