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「衛兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衛兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
らは宮廷に出入し、往々『天の秘密の司官』という官名で奉職していた。彼らの位階は近衛兵の司令官や枢密顧問官(『王室の秘密の司官』)と同様であった。そしてこれらの高....
海底大陸」より 著者:海野十三
ばならなかった。 「おお、長良川博士」 と、シムトン博士は、ロロー殿下のそばに衛兵のように立っている長良川博士をよんで、 「あなたや、あとからこの地へ到着する....
自叙伝」より 著者:大杉栄
いろんな形をこしらえて喜んでいた。 この弾丸をほることは一つの冒険だった。時々衛兵が見廻りに来た。衛兵でない兵隊もよくそこを通った。で、普通は、夜暗くなってか....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
むやみに叩き立てて、その剣をみな撃ち落した上で、あたりを見まわすと、四方の壁にも衛兵の像が描いてあって、南の壁の前に大きい漆塗りの棺が鉄の鎖にかかっていました。....
綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
衾をかぶって蚊帳の中に小さくなっていると、暫くしてパチパチの音も止んだ。これは近衛兵の一部が西南|役の論功行賞に不平を懐いて、突然暴挙を企てたものと後に判った。....
二、〇〇〇年戦争」より 著者:海野十三
部隊で取り囲んで、敵を殲滅してしまえ」 「は」 ラック大将の命令一下、マイカ防衛兵団は、全力をあげて、かの大胆な侵入部隊に立ち向った。 毒瓦斯部隊が、もちろ....
人造人間の秘密」より 著者:海野十三
いているんだ!」 「ええ」 人造人間は、砲弾のように走る。 あっという間に、衛兵所の前を通りすぎた。そして地下道から外に出た。草の匂いが、ぷうんとした。二人....
地球要塞」より 著者:海野十三
んなことを考えているとき、入口ががちゃりと鳴って扉《ドア》があいた。銃剣をもった衛兵が、扉をひらいたのだ。 (おお、司令長官ピース提督だな) 私は提督をおどか....
毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
ていた。 「発明場は、すっかり用意をしておいたつもりじゃ。余|自ら案内をしよう」衛兵の敬礼をうけつつ、御両人は城内に入った。 「敵空軍の目をのがれるため、外観は....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
走った。 航空隊についたときは、もう翌日の午前一時になっていた。門をくぐって、衛兵に来意をつげると、衛兵は山岸中尉から連絡されていると見え、すぐ案内してくれた....
太平洋魔城」より 著者:海野十三
る。そ、それはあまりです。もし、ケレンコ閣下、それだけは」 「くどい。おいそこの衛兵。ガルスキーを向こうへつれてゆけ。そしてリーロフを呼べ」 ガルスキーは、と....
地底戦車の怪人」より 著者:海野十三
えるでもなし、にこにこして、リント少将のことばを、きいていた。 それから沖島は衛兵にまもられて、監房につれていかれた。 監房は、氷の中にあった。つまり、氷を....
巴里祭」より 著者:岡本かの子
。その頭の上に抜きん出て銀色に光る兜のうしろに凄艶な黒いつやの毛を垂らしている近衛兵が五六騎通った。 ――あんた、まさか奥さんの手紙を懐に持って出ていらしたのじ....
旅なかま」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
ほうらしいので、親方がすぐ行ってみますと、でくのぼうは、王さまはじめのこらずの近衛兵がかさなりあって、そこにころがっていました。いまし方かなしそうにしくしくやっ....
思い出草」より 著者:岡本綺堂
衾を被って蚊帳の中に小さくなっていると、暫らくしてパチパチの音も止んだ。これは近衛兵の一部が西南役の論功行賞に不平を懐いて、突然暴挙を企てたものと後に判った。 ....