衛門の陣[語句情報] » 衛門の陣

「衛門の陣〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衛門の陣の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
されて御所へ参入しかけた。衛門府というのが御門警衛の府であって、左右ある。其の左衛門の陣あたりに、女が実に苦しげに泣いて立っていた。牛にさえ馬にさえ悲憐の涙を惜....
大力物語」より 著者:菊池寛
加持に行って、夜更けて退出すると、何かの手違いで、供の者が一人もいない。仕方なく衛門の陣を出ようとすると、軽装した男が一人寄って来て(お供がいないのですか。私が....
茶漬三略」より 著者:吉川英治
死後、孫平治の後家は、幼い宗一をつれて、叔父を頼って行った。その叔父は蜂須賀彦右衛門の陣について、のべつ戦士の具足修繕をしていた鎧師であったから、次第に主家と共....