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衣替え
「衣替え〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
衣替えの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「癩」より 著者:島木健作
は病人のうち比較的健康な一人が外に出て掃《は》いたり拭《ふ》いたりするのである。
衣替えなどを請求してもかつて満足なものを支給されたためしはなかった。囚衣から手拭....
「世相」より 著者:織田作之助
抓ると、チャラチャラと二階の段梯子を上って行ったが、やがて、 「――ちょんの間の
衣替え……」と歌うように言って降りて来たのを見ると、真赤な色のサテン地の寝巻とも....
「日本の伝説」より 著者:柳田国男
んな伝説が弘く行われたのでもありましょう。高野の大師堂では、毎年四月二十一日の御
衣替えに、大師堂の御像の衣を替えて見ると、いつもその一年の間に衣の裾が切れ、泥に....
「年中行事覚書」より 著者:柳田国男
まわっておられるように言う者があり、高野山の方でも御影堂の大師のお姿が、毎年のお
衣替えにはすっかり法衣の裾を切らせておられるなどという話も出来ているが、もしもこ....