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「衣紋竿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衣紋竿の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」より 著者:高村光雲
仕事師も、大工も途方に暮れているという有様……そこでこのままでやられた日には衣紋竿を突張ったような大仏が出来ますから、私は仕事師、大工の中へ入って一緒に仕事....
道づれ」より 著者:宮本百合子
年に不似合な若やぎで、茶色の足袋をはいた足をまめに動かして、みほ子の脱いだものを衣紋竿にかけ、帯を片よせ、チャブ台を長火鉢の横へ立てた。 「ああ美味い」 「ちょ....
風知草」より 著者:宮本百合子
につみ上げて、そのよこのところに本をのせて見ていた。ひろ子は、みんなどけてそれを衣紋竿《えもんざお》につるした。 「――ね、どうなすったの?」 「どうもしない」....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ういう消極な考え方にきっと陥るのです。富雄さんには小包を送りました。うちの廊下の衣紋竿には国男さんの冬のトンビがかかっていて、いつの夜中にでもそれ! と言って出....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
仕事師も、大工も途方に暮れているという有様……そこでこのままで、やられた日には衣紋竿を突っ張ったような大仏が出来ますから、私は仕事師、大工の中へ這入って一緒に....