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「衣衾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

衣衾の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
緑衣人伝」より 著者:田中貢太郎
たが、棺は空の時の重さと少しも変らなかった。不思議に思って蓋を開けてみた。中には衣衾釵珥があるのみであった。 源はやがてそれを北山の麓に葬ったが、女の情に感じ....
三国志」より 著者:吉川英治
枕頭をめぐる人々の嗚咽の声が外まで流れた。 高陵の地、父の墓のかたわらに、棺槨衣衾の美を供えて、孫権はあつく葬った。歌舞音曲の停まること月余、ただ祭祠の鈴音と....