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「表六〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

表六の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
の第一、第二主題が繰り返されて終局するのである。今連句歌仙の三十六句をたとえば(表六句)(裏と二の表裏合わせて二十四句)(名残《なごり》の裏六句)と分けて、これ....
俳諧の本質的概論」より 著者:寺田寅彦
されて行く。また発句から脇と第三句に至るまでを一つの運動の主題と見ることもでき、表六句をそう見ることもできる。すなわち三句に百韻千句のはたらきがあり、表の内に一....
子規居士と余」より 著者:高浜虚子
え知らなかったのを居士は一々教えながら作るのであった。何でも松山に帰り着くまでに表六句が出来ぬかであった。そうして二、三日経って居士はそれを訂正して清書したもの....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
うじてこの徒の社会上の地位を察するのみである。ところがこの俳諧の連句においては、表六句を除いては何度でも彼らの生活に触れてみようとしている。そうして是がまた常の....