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「表彰〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

表彰の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
水の三日」より 著者:芥川竜之介
君、砂岡君、清水君、依田君、七条君、下村君、その他今は僕が忘れてしまって、ここに表彰する光栄を失したのを悲しむ。幾多の諸君が、熱心に執筆の労をとってくださったの....
」より 著者:芥川竜之介
敢なる黒犬は人々の立騒《たちさわ》いでいる間《あいだ》にどこかへ姿を隠したため、表彰《ひょうしょう》したいにもすることが出来ず、当局は大いに困っている。 東京....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
者を派して取調べさせると、果たしてその通りであったので、彼は孝子として村の入口に表彰された。 後に聞くと、この孝子は哭するごとに、地上に餅を撒き散らして鳥にあ....
玄海灘密航」より 著者:金史良
せている。僅か八つの小学生が学校へ行く途中、密航団を見付けて駐在所に告発したので表彰されたというでかでかした記事も稀ではなかった。それを読んでいると私は、自分ま....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
として地方郷土の名士、有志の清廉高潔なる人士が陸続として苔下に喚起され、天日下に表彰されつつ有るは誠に吾国人固有の美徳、純情の泥土化していない事を証するものとし....
火星兵団」より 著者:海野十三
の帰り道での出来事だった」 「なるほど、それから……」 「それから――人命救助の表彰の候補者として、この少年宮本一太郎を――あっ、やっぱりいけません」 「何だ。....
一商人として 」より 著者:相馬愛蔵
つに感心な少年であった。果たして今度そういう手柄をしたのであるから、私はこれこそ表彰して他の店員の模範とすべきだと考え、賞与として長く記念に残るようにと銀時計を....
私の小売商道」より 著者:相馬愛蔵
なるが、私がまだ本郷にいた時分、眼に見えてよく働く店員がいたので、銀時計をやって表彰した。すると同期の店員から思いがけなく、自分達も一生懸命働いていたのにあの人....
九段」より 著者:坂口安吾
別で、相手をうち負かして一人勝ちのこった認定、そのハッキリした力の跡を九段の名で表彰されるのだから当人の満足も深い。棋士たちの間には新聞社私製の九段が何だ、と云....
明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
をつくっておくと便利なものである。 「お前は信頼すべき大バカヤローである」 と表彰状を与えるような慣例をつくっておけば、口が滑ってもマチガイはない。 又もし....
アーニイ・パイルの前に立ちて」より 著者:小林一三
アーニイ・パイル」なる名称は、労力に酬ゆる正当なる報酬であり、勲功に対する名誉の表彰であり、大衆の支持を象徴する公平なる結論であるという話である。 果して然ら....
荒蕪地」より 著者:犬田卯
娘を出している家など、村の事業に相当の寄付さえ惜しまなかったというので、その家を表彰しようじゃないかと言う案を村会へ持ち出したのが、すなわちこの前村長だったのだ....
不在地主」より 著者:小林多喜二
どうにか当り前にしようと、無理に、体を使った。そして二度「村役場」と「道庁」から表彰された。「農夫として、その勤強力行は範とするに足る」と云われた。岸野が道庁へ....
役者の顔」より 著者:木村荘八
のは、鉄砲撃ちをしたり、当時一家の彦三郎は、時計に日常生活を打込んでその向きから表彰されたことなどありました。果してそれが俳優生活としてのどこ迄の得分だったでし....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
を判断して発明者には奨励金を与え、その援助者には勲章、位階、授爵等の恩賞をもって表彰する。一体統制主義の今日、国家の恩賞を主として官吏方面に偏重するのは良くない....