袂に縋る[語句情報] » 袂に縋る

「袂に縋る〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

袂に縋るの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
名人長二」より 著者:三遊亭円朝
は是まで通り指物屋でお出入を致しますから、只親だと一言云っておくんなせえ」 と袂に縋るを振払い、 幸「何をするんだ、放さねえと家主へ届けるが宜いか」 と云....
幻の彼方」より 著者:豊島与志雄
いた。凡ての仕事を打捨てて、ただ胎児のことばかりに専心していた。散歩の帰りに彼の袂に縋ることがあっても、それは昔のような心からではなく、転んで胎内に激動を与えな....
老狸伝」より 著者:佐藤垢石
い。たって、弟子にしてくだされ、仏の慈悲と思し召して私の念願を叶えてくだされと、袂に縋るようにするので、和尚はこれに負けてしまったのである。 それから、老僧は....