袖几帳[語句情報] » 袖几帳

「袖几帳〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

袖几帳の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
黒百合」より 著者:泉鏡花
合こそなつかしけれ、鬼と呼ぶさえ、分けてこの凄じきを、雄々しきは打笑い、さらぬは袖几帳したまうらむ。富山の町の花売は、山賤の類にあらず、あわれに美しき女なり。そ....
式部小路」より 著者:泉鏡花
葉の、裏なき錦の帳はあれど、蔽われ果てず夕舂日、光|颯と射したれば、お夏は翳した袖几帳。 「ちょうど、ぱらぱらと散って来るのが、その夕日を除けた、袂へ留まったの....