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袖塀
「袖塀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
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検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宮本武蔵」より 著者:吉川英治
どっと押して、外へ散らかった。 すると直ぐ――いたッと叫ぶ声がながれた。表門の
袖塀の蔭から弾かれたように一つの影が、往来を横ぎって向うの小路へ隠れたのを、声と....
「大岡越前」より 著者:吉川英治
がみをした。十六弁の裏菊の紋のついた大提灯がほのかに明りを投げている寛永寺裏門の
袖塀をかすめ、小さい潜り門のうちへ、お袖のすがたは、吸いこまれるように逃げこんで....