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袖畳み
「袖畳み〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
袖畳みの前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
う」 「そうですよ。きのうのようじゃあどうすることも出来ません」と、亀吉も羽織を
袖畳みにしながら云った。 内藤新宿の追分から角筈、淀橋を経て、堀ノ内の妙法寺を....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
消炭を積上げ、鼻を炙りながらブー/\と火を吹いて居ります。お由は半纏羽織を脱いで
袖畳みにして居りますと、表の格子戸をガラリッと明けて入いってまいりました男は、太....
「怪談牡丹灯籠」より 著者:三遊亭円朝
れ切りかえ」 源「一|切合切一世帯是切りでございます」 國「おや/\まア、着物を
袖畳みにして入れて置くものではないよ、ちゃんと畳んでお置きな、これは何だえ、ナニ....
「歌行灯」より 著者:泉鏡花
ように羽織の袖が飜々する。着換えるのも面倒で、昼間のなりで、神詣での紋付さ。――
袖畳みに懐中へ捻込んで、何の洒落にか、手拭で頬被りをしたもんです。 門附になる....
「深川女房」より 著者:小栗風葉
傘とを、次の茶の間を通り抜けた縁側の隅の下駄箱へ蔵うと、着ていた秩父銘撰の半纏を
袖畳みにして、今一間茶の間と並んだ座敷の箪笥の上へ置いて、同じ秩父銘撰の着物の半....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
かったではないか、と云いつつ背面へ廻って羽織を脱がせ、立ちながら腮に手伝わせての
袖畳み小早く室隅の方にそのままさし置き、火鉢の傍へすぐまた戻ってたちまち鉄瓶に松....