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「袙〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

袙の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
源氏物語」より 著者:紫式部
たのだね」 源氏がこう言うと、その子は声を立てて泣くのである。からだ相応な短い《あこめ》を黒い色にして、黒い汗袗《かざみ》に樺《かば》色の袴《はかま》という....
源氏物語」より 著者:紫式部
唐錦である。六人の侍童の姿は朱色の服の上に桜襲《さくらがさね》の汗袗《かざみ》、《あこめ》は紅の裏に藤襲《ふじがさね》の厚織物で、からだのとりなしがきわめて優....
源氏物語」より 著者:紫式部
しい姿、頭つきなどが月の光にいっそうよく見えて、やや大きな童女たちが、いろいろな《あこめ》を着て、上着は脱いだ結び帯の略装で、もうずっと長くなっていて、裾《す....
源氏物語」より 著者:紫式部
《ふた》に入れて紫夫人へお贈りになるのであった。やや大柄な童女が深紅《しんく》の《あこめ》を着、紫苑《しおん》色の厚織物の服を下に着て、赤|朽葉《くちば》色の....
源氏物語」より 著者:紫式部
かしの几帳がずっと立てられた所を、童女や下仕えの女房が行き来していた。菖蒲重ねの、薄藍色の上着を着たのが西の対の童女であった。上品に物馴れたのが四人来ていた。....
源氏物語」より 著者:紫式部
て虫籠に露を入れさせておいでになるのである。紫※色、撫子色などの濃い色、淡い色のに、女郎花色の薄物の上着などの時節に合った物を着て、四、五人くらいずつ一かたま....
源氏物語」より 著者:紫式部
へ加わった。黒の上着の下から臙脂、紅紫の下襲の袖をにわかに出し、それからまた下のの赤い袂の見えるそれらの人の姿を通り雨が少しぬらした時には、松原であることも忘....