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「装弾〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

装弾の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
死までを語る」より 著者:直木三十五
けた事が二度ある。一度は、河合という友人の家へ行った時、ピストルを河合が放った。装弾していないつもりで、口を私の方へ向けていたが、入っていて、私の耳とすれすれに....
スモーリヌイに翻る赤旗」より 著者:宮本百合子
この敷石道の上をオートバイが疾走し篝火《かがりび》がたかれ、正面階段の柱の間には装弾した機関銃が赤きコサック兵に守られて砲口を拱門《アーチ》へ向けていた。軍事革....
宝島」より 著者:佐々木直次郎
。そしてそれを実行する細かい手筈を二人で決定した。 吾々は、レッドルース老人に装弾した銃を三四挺と身を護るための敷蒲団を一枚与えて、船室と前甲板下水夫部屋との....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
っけん》する死の巨大なる頭は、彼らの上に進み出て彼らを見つめていた。彼らは大砲の装弾せらるる音を薄明りの影のうちに聞くことができた。夜のうちに虎《とら》の目のご....
グロリア・スコット号」より 著者:ドイルアーサー・コナン
めに走り寄って来たのだった。事務室の戸の外に、兵士が二人いた。しかし彼等の鉄砲は装弾してなかったと見えて、発砲しなかった。そして彼等は銃剣をつけようとしている間....
活人形」より 著者:泉鏡花
言ッちまえ。「ちっとも存じません。「ようし、白状しなけりゃこうするぞ。と懐中より装弾したる短銃を取|出し、「打殺すが可いか。とお録の心前に突附くれば、足下に踞り....