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裏を返せば
「裏を返せば〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
裏を返せばの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近世快人伝」より 著者:夢野久作
「エート。モシモシ和尚さんえ和尚さんえ。一寸すみませんがア……お葬式の色直しイ。
裏を返せばエー」 「いらん事云うな、俺が談判して来る」 博多|蓮池町○○寺の和....
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
式とは、一枚の板の裏と表、人物とその映像、実体と投影のようなものであって、一方の
裏を返せば一方が出、一方が動けば他方も動き、相互に不離必合の関係になっている故《....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
《ぎゃくふう》。 「これは――」 やや驚いて、表を読んでみると「机竜之助殿」、
裏を返せば「宇津木兵馬」。 竜之助は勃然《ぼつぜん》として半身を起し、封を切っ....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
した、とこう言えば、あちらでも一両|下《した》ということはあるめえ、初会が一両に
裏を返せばまた一両、こいつは、もう少し仕組みを換えると大やまが当らねえものでもな....