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「裏面史〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

裏面史の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
近世快人伝」より 著者:夢野久作
心入れも、楽堂氏と反対側の諸教授の不出席によってオジャンとなったという。法政騒動裏面史の一席……。 どうしてコンナ巨大な平凡児が日本に出現したかという……つま....
旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
、明治十四年ごろの創立で、華族や紳商が株主になって、いわゆる鹿鳴館時代の、一方の裏面史を彩どる役目をもっていたうちが、創立者の野辺知翁が死んでから萎微していたの....
十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
とである。 で、一種風変わりの社会政策実行者としては、この、松平冬次郎は、日本裏面史の大立て者なのであった。 そういう松平冬次郎の「館林様」が供の侍を連れて....
露の答」より 著者:坂口安吾
です。私の感激致したのは申すまでもありません。 そのとき先生から明治大正政界の裏面史に就て一通り講説を受けて、尚又諸方への紹介状、総理大臣、総裁、大臣前大臣と....
随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
からは、一層その間の使命は緊密となっていた。 武門と禅林との交渉は、その多くが裏面史的なものであったことは、禅林の性質上、当然であって、同時にそれを闡明するに....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
運関係のあった文献もみえるし、瀬戸内の平家海軍を封じた熊野海賊の外洋活動は、源平裏面史に重大なクサビを持つものである。ひいては、ここの外海熊野と、宋大陸や南方諸....