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補任
「補任〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
補任の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
え、各自に信仰を異にし意見を異にし気質を異にする神官僧侶を合同し、これを教導職に
補任して、広く国民の教化を行なおうと企てたことは、言わば教部省第一の使命ではあっ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
た。いつは二子を生んだ。長男|俊太郎さんは、今|本郷西片町に住んで、陸軍省人事局
補任課に奉職している。次男|篤次郎さんは風間氏を冒して、小石川宮下町に住んでいる....
「東山時代における一縉紳の生活」より 著者:原勝郎
これに任じたことがあり、永正元年には和泉屋すなわち四条烏丸太志万平次郎といえる者
補任されて請文を出したとある。月宛銭は市況によって一定せず、百疋、百五十疋、二百....
「奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
余輩は前号において征夷大将軍の名義について管見を披瀝し、平安朝において久しく
補任の中絶しておったこの軍職が、源頼朝によって始めて再興せられたものである事情を....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
に文官的である椅子が、いまちょうど空いている。すなわち伯爵をして女王に内大臣への
補任を乞わしめよ」 ベエコンの理解力はある方向にあっては絶対であるにもかかわら....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
き込んだからである。 註 俊成のことは『大日本史料』の俊成薨去年月日の所、『公卿
補任』『尊卑分脈系図』を見られるとよい。また『短歌講座』中の「藤原俊成家集講話」....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
朝廷は発表した。 鎌倉をのがれ出た成良親王をして“征夷大将軍トスル”という
補任の令である。――これで尊氏もあきらめよう。そしてまた、尊氏の野望をも、これを....